2023年02月16日(木)〜02月21日(火) 第24回文水萬個展 - 点の関係(Connecting the Dots)
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2023年02月16日(木)〜02月21日(火) 第24回文水萬個展 - 点の関係(Connecting the Dots)
中心集中的な構造の作品を多く発表してきたムン・スマンは、ここ数年の作品の中にコメという素材を形態素として活用している。
無限を連想させる形態の一連の列やモノクロ雰囲気の精製された画面で精神性は続く。
「無」、「空」、「虚」のように定型化されにくい観念もやはり盛り込む対象になりうる。
対立するものの総合において丸い構図は端と端がつながっているので容易である。
水平的構図の場合、画面の外へ延長される感じを生かしながら無限との関係を設定する。
彼の作品は始まりと終りの中間部分を捉えている。
この中間は無限の一部分として有限であり、作品の変奏は無限である。
多様性が一つに集中される姿で華麗さと瞑想的な雰囲気を同時に生かす。
どんな色が共存するにせよ、作家はなめらかなつながりを目指す。
それが風景なら当然空や海、またはそのすべてであり、画面の中の色とりどりの日の出のような重要な事件を知らせる症候であり、その事件の軸になる水平線や地平線の役割をす。
イ・ソンヨン(美術評論家)